すべてに公平であること

 

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途上国の人たちにとっても公平、公正な貿易や流通をしていこうとする運動として広まってきた「フェアトレード」。現在の国際貿易の仕組みは経済的にも社会的にも弱い立場人々にとって公平でなく、不利な「アンフェア」の状態です。それにより貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード」=「もう一つの貿易の形」としてフェアトレード運動が始まりました。

 

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【生産地にフェア。基本的な生活の向上を。】

生産地で働く人は貧困の中で暮らし、仕事があるだけでも恵まれた状態という人がたくさんいます。その人たちから、コーヒー豆などの原料を先進国で作られる原料よりも安く買い受けることは、貧困状態を長引かせるばかりでなく、児童労働や女性に過度で不当な労働を課すことにもつながります。正当な価格で取引されるフェアトレードが広がることにより、生産地域の基本的な生活が向上していきます。学校の建設や労働者の病気を防ぐための蚊帳を配布すること、農園の周りの道を整備していくことで、さらに効率よく原料を生産できるようになるばかりでなく、その地域の暮らしの発展にもつなげることができるのです。女性の経済的自立を支援するため機織り機を購入したり、貧しい家の子供たちが学校へ通うための奨学金制度を整えるなど社会全体の支援をすることになり、様々な恩恵を今後もずっともたらし続けることができます。

 

PEOPLE TREE:ORGANIC CHOCOLATE

 

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【フェアトレードのモノを選ぶ社会的効果】

先進国である日本では、積極的に「フェアトレード」のモノを購入することで手軽に運動に参加することができます。買い物に行った際には、フェアトレードマークが付いている商品をよく見て、どの国のどんな地域を支援をすることになるのかを考えたり、子供達と話し合ってみるのもいいでしょう。フェアトレード商品はトレーサビリティに透明性があり、原産地が明確であることも魅力の一つです。職場や学校でフェアトレードコーヒーを飲む、イベントに参加する、サポーターになる。できることから参加していくことで、小さな行動を世界に広がる大きなムーブメントに変えていくことができます。

 

ウインドファーム

 

 

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<フェアトレードの定義>

FLO、WFTO、EFTAの3つの団体からなるネットワークでは、「フェアトレード」を以下のように定めています。

フェアトレードは、対話、透明性、敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップである。特に「南」の弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フェアトレードは持続可能な発展に貢献する。フェアトレード団体は(消費者に支持されることによって)、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組む事を約束する。

 

FLO- Fairtrade International

http://www.fairtrade.net/

WFTO-World Fair Trade Organization 

http://www.wfto.com/

EFTA- European Fair Trade Association 

http://www.eftafairtrade.org/

*FAIRTRADE JAPANより